あおいうみ

茨城のキモヲタクが書く暇つぶし

あおいうみ

近くて遠い場所【2022/8/19-24 九州旅行記前編】

「旅がしたい!」

 

去年とはうって変わり金の回り、羽振りがよくなりました。また感染者が増えようが世論は「もうさ、自主しなくてもいいんじゃね?」といい加減旅行出来るようになりました。自分自身が感染しながら岸田首相もそう言っています。

 

なので旅をします。

休暇なので遠い所に行きたいですよね。涼を求めて北海道?はたまた常夏気分で沖縄?どちらも良いですね。北海道なら消えゆくキハ40やキハ281。沖縄は電車がいませんがバスで古めかしいのが今も走っています。いやちゃんと旅行しろよ。でもオタクは普通に旅行できないんですよ。旅先に電車がいれば旅程を崩壊させてまで電車を撮るような人間たちです。

消えそうなものといえば九州。九州は今年、新幹線イヤーを迎えます。西九州新幹線の部分開業によって長崎駅から電車が姿を消します。そして特急も姿を消します。長崎本線の海っぺりを特急で行くことは不可能となります。

さくっと415系を撮れる門司港〜折尾運用こと通称:折尾シャトルは大幅減便、鋼鉄車廃車、運用減少…。最後まで415系が残る九州のその灯火は既に消えかけています。最後になんとしてでも415系を見たい!常磐線民は皆そう思っています。勿論私もそう

新幹線の開業はその都市と都市との行き来を短縮し、より近いものとします。今回の西九州新幹線の開業によって博多〜長崎間の移動は40分短縮され本州から長崎は更に近い場所になります。

 

しかし私達は知っています。速く行くことだけが旅ではありません。今日も自動改札を通れないきっぷを手に普通列車だけで九州を目指す人が後を絶ちません。列車だけではなく船だけで行くという手段もあります。東京から最速24時間、九州は近くはありません。遠い場所なのです。

 

そんな私は今、だだっ広い太平洋の上にいます。

ゆっくりと進むこと、そして最後の栄光を見ること。そんなことを目標として今回の旅は始まります。

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