古くから山岳信仰が栄えてきた日本。この世とあの世の境であるとされてきた山は神の宿る場所として祭祠が行われてきた。水の恵みや豊作祈願など。さらにその険しい山道を修行の場所と捉えて悟りを開く修験道なども栄えた。そんな信仰の対象だった山は時代が進むにつれ庶民の行楽地になってきた。旅行人気が高まる江戸時代には多くの山が開山した。明治に入ると日本アルプスなどに測量等の探検が行われるようになる。そこでみた美しい景色、雄大な自然の話は庶民に広まり大衆化。大戦期で一旦は下火になるものの、戦後には多くの山岳会が結成し活発化した他、道路網の整備などでハイキングなど手軽に山に登ることが出来るようにもなったのもこの時期。中高年層登山者が多くを占めるようになった現在、健康維持などで山に登る人が増えているがその一方で山ガールが生まれたり、ニコ動でRTA*1を行う者、祖父母に連れられてなんとなくで山に登って登山家を目指すようになった者、そして聖地巡礼を行う者と近年は若者にも登山というものが身近に感じるようになっている…。
ヤマノススメ4期制作発表で若者(というかヲタク)に再び登山ブームが巻き起こりそうな今日この頃、私は永遠と続く坂をひたすら自転車で登っております!
*1:リアル登山アタック