あおいうみ

茨城のキモヲタクが書く暇つぶし

あおいうみ

夜行バス処女がドリームルリエだった話

今回は旅行記というよりは乗車録です。

 

夜行高速バスと聞くとはどんなイメージを持つでしょうか?

 

これか?

 

これか?

 

夜行高速バスというものは「安価」な代わり「しんどい」といった負のイメージを持ちます。価格相応と言われればそうですが、実際この負のイメージを価格相応だと考えられない人も居ます。私もこれが嫌で嫌で夜行バスでの移動は極力控えてきました。というよりは過去数回の移動では夜移動するメリットがありませんでした。特に全国旅行支援があった頃は無理して夜移動するよりホテルに泊まった方が安かったですししかも飯代もくれます。

しかし現在はどうでしょうか?コロナの5類引き下げによる移動の完全自由化によりホテルの値段は軒並み高騰しています。もちろん補助なんてそんなものはもうありませんのでたかがビジネスホテルに1万円払わねばいけない時代が戻ってきたのです。そう、再び夜行高速バスの負が薄くなる時がきたのです。

 

さて私は今、大阪駅にいます。

 

これから東京へ帰ろうと考えていますが先程説明した通りやっすいホテルなんてありません。いや大阪環状線に乗って新今宮まで行けばあるのですがドヤ街に泊まる位ならネカフェに宿泊する方がマシです。しかし北海道で3泊連続快活に宿泊した経験を持つ私の体は「体力戻らないからヤダ」と駄々を捏ねてきます。

私は考えました。「あ、夜行バスでいいじゃん」

どうせ東京まで帰るのです。大阪で一夜を明かそうが明日は何かしらの手段で移動しなければなりません。

今回の旅は「それなりに贅沢」でした。ここまでの移動は新幹線グリーン車→観光列車→観光列車→サンダーバードでした。じゃあこれに見合う選択肢は新幹線しかありませんが学生はケチです。面倒です。私は和倉温泉から京都を経由して東京までの通しのきっぷを発券できないというだけで新幹線の移動を諦めました。じゃあ何があるのか?思い出しました。大阪と東京には夜行バスがあります。それも素晴らしい夜行バスが

 

 

駅を出てきた貧乏学生の姿はJR高速バスターミナルにありました。

発車は23時丁度。周りからは青春エコドリームやらグランドリームといったバスが発車していく中、私の今日の寝床がやってまいりました。

 

ピントどこ行った?

本日の寝床 ドリームルリエ22号の到着です。勿論一切の妥協を許さない私が座る席は1つ、プレシャスクラスです。果たして運賃1万5000円の価値はあるでしょうか?

 

車内へ入るとまずはどっしりとした椅子がお出迎え。普通車指定席よりもゆとりのある椅子です。

リクライニングはほぼフラットになります。また荷物入れを兼ねたフットレストもありそこに足を乗せれば寝れる体制になれます。他に頭上に網棚がありますがデカい荷物はトランクルームに預けましょう。私は網棚にカメラだけ置きました。

他の設備としては小物置きとコンセント、読書灯があります。車内消灯後もパソコンなんかで作業ができますね。

 

あとはアメニティ。アルコールティッシュ、歯を拭くやつ、ホットアイマスク、スリッパ。昔はダイソーで200円で売ってそうなイヤホンがあったり耳栓があったりしたそうですがありません…。イヤホン…いらねえしな…。あとオリジナルの巾着袋に入っていたそうですが…ねえよそんなの。

あと車内備え付けのiPadもあったそうですがないです。とは言え高速バスに乗る人は何かしらコンテンツの準備をしているでしょうから必要ないでしょう。Wifiが飛んでいるので問題ありません。

 

ブランケットを広げ膝に掛け、通路とのカーテンを閉めて寝ます。

 

 

途中どこかで止まったりしましたが分かりません。休憩をすると運転席脇のドアが開くのですがこの席、運転席から近いせいで冷気が平気で入っててきて起こされます。やっぱりカーテンごときでは間仕切りになりますが個室にはなりませんね。快活のブースの方が安眠できます。疲れるけど

 

とりあえず走行音がうっせえ、なので持っていたノイキャンイヤホンを耳に突っ込んで寝ました。これが正解、寝れる。しかしたかがイヤホンは5時間も電池が保たないので次の休憩地点の冷気の蔓延で細胞単位の終わりを迎えて起こされます。

 

ちゃんと起きたのは裾野付近。このあと足柄だかで休憩をしたはずですが普通に寝てました。

 

 

海老名辺りでもう一回目覚めそのまま

新宿で降りました。流石に朝の7時は寒い!

この後は地理オタクに南大沢まで連行されたり、ドミノピザを奢ったりしましたとさ。

 

 

結果だけ言えば疲れませんでした。長距離でも特急とか乗ると疲れるのですがそんなこと全然なし。やっぱり足を伸ばせると伸ばせないとでは大きく違う点でしょう。あと個室風になっているのはやはりいいです。なんでもできそうです。ちなみに私はやってません。

これを超えようと思うとドリームスリーパー。同じく東京新宿と大阪を結ぶ関東バスが運行する高速バスで全席個室型、間仕切りドアはまじのドア、照明は自分でいじれるしアメニティが充実。値段は2万円と高額で11席しかない上、金土日運行の為乗れる難易度が高め。ですがいつかは乗ってみたいですね。

www.kanto-bus.co.jp

余談ですがこの日東京→茨城の帰りでも高速バスを使ったのですが4列掛けでは少し疲れます。これでも同じ値段の普通列車よりは快適なのですがね…。

 

 

というかことで今回は夜行バス処女がドリームルリエのプレシャスクラスだった話でした。今後も色々なモノに乗って行きたいものです。本当はこのドリームルリエに乗って帰ってきた旅行も記事にしたいのですがいかんせん写真は現像してないしこれ以前にいった旅行記が書き終わってないのでまだしばらくは掛かりそうというか永遠に書かない可能性があります。早く書けよ

 

 

ありがとうございました
2023/6/10