あおいうみ

茨城のキモヲタクが書く暇つぶし

あおいうみ

写真をメインにしているブログで写真0の旅行記を書く

私のブログ…というか大抵のデンシャオタクのブログというとこうじゃないですか?

 

写 真

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写 真

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じゃないですか?(強要)

 

 

しかしとあるオタクのブログがあるのですが

 

 

写真の枚数が0なのに読み応えがあってかつ面白いんですよね…

 

 

 

それで私思うのですよ

 

 

 

 

 

「私のブログでも写真0で旅行記が書けるのでは…?」

 

 

 

 

 

というわけで富山駅へやってきました。

富山駅は在来線と新幹線に加え富山地方鉄道が乗り入れる一大ターミナル駅で駅舎はモダンで新しく、ガラス張りや吹き抜けなどといった空間が多くあります。その他の魅力といったらやはり駅を路面電車が貫いていること。これで富山港線の住民も乗り換えナシで市街地へ行けるようになったのですからそれはそれは素晴らしい政策であると言えます。

 

とは言ってもまだ朝の9時ですのでお店も開いてないのですよ………やる事?

 

 

 

…デンシャを撮るしかないですよね。

幸い駅前は車通りがそこまで多くなく、また路面電車も数分おきにやってくるのでそこまで退屈しません。7018は緑色で全面の真ん中に丸いヘッドライトがある昔ながらの車両。7020は7018と違いハムサンド?みたいな塗装となっており屋根に「東京、大阪、名古屋へは地鉄の高速バスで行こう!」と広告がつけられています。また最近の低床車まで多くの車を撮影出来ました。あとはバスですかね?そこまで古いバスは居なかったのですがエルガ顔の幕車とかも居たりまあまあ面白いとは思いました。富山のバスは秋田中央交通を思わせる緑色をしていますね。雨が降っていたせいでびっしょびしょですがまあいいと思います。

 

そしたら駅構内に入りまして受け付けをします。既に送られていた乗車券を駅員に見せつけ、改札内のブースで名前とかを伝えます。そうしてホームに向かうとですね…。

 

かっこいいデンシャが私の前に姿を表しました。

最近じゃどこの会社も古い車両を観光列車に改造し、大切に使いましょう計画をやっていると思いますが、本日は413系を改造した観光列車『一万三千尺物語』に乗車していきたいと思います。昨日は1/3が455系でしたが無改造(要出典)の413系に乗ったのでこれで現状北陸を走る2種類の国鉄型交直流電車に乗車することになります。

早速車内へ。私が乗車した1号車は木?木目調?が美しく、ペア用ボックスシート日本海側に、ぼっち1人旅行者のカウンタータイプ(カウンター席と書くと立ち席?みたいな印象を受けるのでカウンタータイプとします)のシートが立山を向けて並びます。もちろん私が一緒に行く人なんぞいないのでカウンタータイプに座ります。あとトイレもありますが古臭い…わけがなくバリアフリー対応のきれいなE233系に付いていそうなトイレです。

他の車内。2号車にはパンフレットが置いてあったり記念スタンプ台があったり売店があったり、富山の名産品が展示されています。工芸品が多い…雪国ならではといった感じでしょうか。あと富山といえば薬売り。薬もあります。あとはキッチンを見ることができます。調理するのではなく配膳準備でしょうか。同じようなことはTOHOKU EMOTIONとかでもされていますがなんだろう…壁1枚あるせいでどうも料理人と私達の距離を遠く感じてしまいます。見せたいのか、見せたくないのか。3号車は立ち入っていないので知りません。この日は団体客っぽいのがいましたね。

 

列車は時刻通りに発車。「進行方向右側では富山駅駅員が皆様をお見送りしております」東の職員総出でお見送りみたいなものを見てしまうと駅員1人のお見送りでは寂しく感じます。せめて2人とかじゃないですかね…。

私が座っている方向には車両基地が見えてきました。青色の413系や先日全国で骨董品を集めまくっている鉄ヲタにしかときめかないイカれた鉄道に譲渡されたDE15などが見えてきます。

ガイド「あの青い車両がこの車両の元になった車両で〜」

添乗員*1「赤色の機関車がDE15型ラッセル車です」

ワオ「(2台いたので)どっちがトキ鉄に譲渡されるんですか?」

添乗員「知らん」

 

各車両には添乗員も乗務されており、食事の配膳やガイドさんの手助け的なことも行っています。ガイドさんはあれですね、車窓の紹介などをするスタッフですね。喋りがお上手なおばちゃんです。昨日は直江津から富山へ向かうのに同じ路線を走ってきたのですが沿線に何があるかを聞きながら車窓を見るとまた昨日とは違って見えてきます。知識って大事

 

食事の紹介がまだでした。まずはウェルカムドリンク。何かのジュースと柚子のスパークリングどちらかを頂けるのですが酒が飲めるのでもちろん後者。あとは立山の天然水ボトルもあります。

続いては茶碗蒸し。スーパーとかの茶碗蒸しはやれ銀杏だやれ松茸だやれ海老だやれ筍だなど具だくさんにして結局よくわからなくなっていますがこれはSIMPLE IS BESTを追求したからか鶏肉と椎茸位しか入っていません。それでもって出汁のいい味が出ていて美味しい。極論日本料理で一番難しいとされているのが吸い物と茶碗蒸しだろうと思いますがこれは前菜(これで合ってる?)として素晴らしい茶碗蒸しだったなと思います。

スパークリングをちびちび呑んで貧乏人しても良かったのですが折角なので日本酒もチョイス。日本酒オタクじゃないのでわからないのですが大吟醸500mlです。瓶です。おおスルッといけておいしい。まじで日本酒についてわからないのでこれ以上の感想が書けないのが悔しい。お土産用に列車のロゴマークが刻印された升も販売しているというのでセットで購入。インテリアとして飾っていますが今でもヒノキのいい香りがします。お前花粉飛ばさなきゃ素晴らしいんだけどなぁ…。

そしてメインのお寿司。2段の桐箱のようなものに入っており梅貝、ぶり、紅ズワイガニ、ぶりの昆布締め、白海老、甘海老、烏賊、めじまぐろという豪華ぶり。上段にはこれまた白海老の天ぷらとまぐろとぶりのお造り、そしてぶり大根が並びます。どれも美味しいですが特にぶりの脂乗り。これ養殖じゃなくて天然だったらすごいですよ。食べる度に幸せを感じることができます。

 

列車は緑色の黒部川橋梁で一旦停車。この黒部川は急流で川幅が広く、山までほぼ直線といった感じ。私側からは国道、高速道路、新幹線の橋梁を見ることができ、晴れていればここから立山の山並みを見ることができるのですが今日は生憎の天気なので山なんて見えません。

 

列車は泊駅に到着。ここでは折返し時間も兼ねて駅の外へ出ることが出来ます。泊も糸魚川同様翡翠のまち。駅舎内の交流スペースでは翡翠を含んだ大きなが展示されており、ガイドさんが翡翠の石や海岸の写真を用いて説明をしてくれました。実際に海岸まではいけませんからねえ…。ガイドさん曰く自分も数回翡翠探しをしたことがあるそうで今でもそれなりに翡翠が見つかるそう。

数分の時間を経て泊駅を発車。1人勤務の駅員さんが雨の中お見送りをしてくれました。

ここでお茶の時間。チョコレートを使った生菓子とコーヒーを頂きます。食後の飲み物には紅茶とコーヒーがあるのですがコーヒーは富山の一流企業であるYKKがブラジルに所有する農園で栽培したものだそう。お隣のおばさんが「昨日コーヒー飲んで美味しかったからねえ〜」というのを聞いて私もそれをチョイス。どうやら昨日は懐石料理のコースに乗車したそう。おばさんはどうやらいばら"ぎ"から来たようで「あれ〜茨城から来たの〜?私も茨木から来たのよ」という茨木市民ジョークを展開してくれました。まんまと引っかかりました。

 

列車は魚津駅に停車。対して何もありません*2が魚津は蜃気楼と埋没林のまち。駅のモニターでは海岸の様子を中継しており、ガイドさんがそれを用いて説明してくれたのですが…………今日の天気じゃ発生する訳ありません。

とりあえず駅舎を撮影。本線にありがちなコンクールづくりの平屋の駅舎となっています。私こういうの好きよ?最近では橋上駅が増えていますのでこのような駅舎もいつまで見られるでしょうか?

 

列車に戻り、コーヒーのおかわりまで頂いた所で少ししたお土産を頂きました。まずはポストカード2種。6種類から選べるのですが私は雪の大谷と魚津の蜃気楼を選びました。他にも氷見線の撮影地として有名な雨晴海岸や白エビなんかもありました。また非売品のクリアファイルも頂きました。勿論おみやげ付きコース*3を選べばもっと良いものだったと思いますが。

 

富山駅に帰ってきました。おいしいものに雨の中でも車窓を眺めることができ2時間があっという間でした。良い意味でスマホを触らせる余地をくれない列車に乗ったのは久しぶりではないでしょうか?列車名の通り値段も1万3000円以上しましたがとても良い列車旅だったと思います。機会があればリニューアルで少ししょぼくなっていますが懐石料理コースにも乗車したいものです。

降りて一服する間もなくこの7分後に発車する普通列車に乗り、宿を予約した金沢へ向かいます。

 

……………………………………

 

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

3月にあいの風とやま鉄道の『一万三千尺物語』に乗った乗車記を写真なしで書いてみました。写真なしでも伝わるよう、説明を追加したりしましたがどうでしょうか?やっぱり写真がないと伝わらない?う〜ん…………

とは言っても昔は写真がないサイトなんていっぱいありましたし、サーバーの制約から写真が少ないもの、画質が意図的に下げられているものも多くありました。少し昔に返ったという感じで。これも旅行記としてさっさと書きたいのですがRAMファイルが積み上がるだけで写真ができないので何も進んでいません。時間がない…いや時間はあるのに他のことをやっている…なんでだろう?まじでなんでだろう…?

 

 

ありがとうございました
2023/4/14

*1:この表記で合ってるか知らん

*2:失礼

*3:23年3月運行まで存在